ヤマテック　トルク測定器付ボルト緊解機

検査機開発の目的

車両の高速化に伴い、レール締結装置の役目も大きくなってきました。レール締結装置の部品の一つひとつが性能を十分に発揮してこそ安全・安心輸送が確保されます。その部品の中で、締結ボルト（ナット）は、他の部品と比べ不安定要素となる締め付けトルクの管理を必要とします。
精度良く締めるためには、一本いっぽんトルクレンチで締めなければなりませんし労力も必要とします。そのために作業者により締め力のバラツキが生じます。また、締め付けトルクデータ出力のないものは抜き取り検査をしなければなりません。
トルク検査は、マーク法で行うわけですが作業者により誤差が生じやすく技術だけでなく相当の労力も必要とします。そこで開発したのがトルク検査・締め直し機です。

機　能

トルク測定器付ボルト緊解機　BTY-1000NM・BTY-700NM

　強力トルク！

　強力なトルクで締結装置の締め・緩め作業が簡単に出来るようになりました。

BTY-1000NM：締結トルク 39.2～450 N・ｍ!! 緩解トルク　1000 N・ｍ　!!!
BTY-700NM ：締結トルク　39.2～450 N・ｍ!! 緩解トルク　700 N・ｍ　!!!

　締結トルクデータをパソコンに取り込みができる！

　オプションのLSIカード，カードリーダー使用をすることでパソコンにデータを取り込めます。
　作業後データの検証が簡単に出来ます。

　小型プリンター内蔵、現場で確認できる！

　小型プリンターを本体に内蔵しているので、現場ですぐにトルクデータの確認が出来ます。

　作業レンジの選択！

（１）締め直し作業
（２）締め作業
（３）緩め作業
（４）注油作業＊BTY-1000のみ

特長

　トルク測定器付のため、正確なトルクで締結できます。

締結トルクは出力軸のトルクを検出している実トルクのため正確です。
締結トルク値を現場で容易に設定できます。
締結トルク値の上限値管理ができます。

　注油装置もオプションで取付けられます。（BTY-1000NMのみのオプションです）

※　本製品は定期点検が必要です。
※　両側レール台車（写真）、片側レール台車の2種類があります。
※　電源は発電機と外部電源（AC100V）が使用可能です。

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本体仕様 　　

型番		BTY-1000NM	BTY-700NM
締結トルク範囲		39.2～450N.m	39.2～450N.m
データ出力形式		無接点LSIカード読取方式･RS232C接続出力方式	無接点LSIカード読取方式･RS232C接続出力方式
最大保存データ数		6000本　締結コントロール方式・電子式モニタリング方式	6000本　締結コントロール方式・電子式モニタリング方式
発電機能力	定格出力	AC100V-1.6KVA（60Hz)	AC100V-1.6KVA（60Hz)
	発電機連続運転	約4時間(ガソリン満タン）	約4時間(ガソリン満タン）
	騒音レベル	５９ｄB（A)/７ｍ	５９ｄB（A)/７ｍ
機械寸法(mm)	本体：(長）930X(幅）480X(高）840		本体： (長）750X(幅）470X(高）785
	台車：(長）860X(幅）1100X(高）250		台車： (長）800X(幅）1590X(高）208
全重量	約71kg　（本体：40kg　/　台車：10kg　/　発電機：21kg）		約55.7kg　（本体：27.0kg　/　台車：7.7kg　/　発電機：21kg）

内臓プリンタ－(オプション）

型番	シチズン　PD-04
電源	充電式バッテリーパック
印字方式	ダイレクトラインサーマル
印字用紙	ロール式感熱紙
重量	390g

レーザープリンタ(オプション）

型番	キャノンLBPシリーズ
電源	AC100V±10%(50/60Hz)
トナーカートリッジ	キャノンEP-Aカートリッジ
通信方式	無接点電磁結合方式

カードリーダ(オプション）

型番	CR-6000
メモリ容量	6000
外形寸法	(W)54 X (D)85.6 X (H)3.8
通信方式	無接点電磁結合方式
寿命	5 年
重量	30g

品質向上等の理由により、予告なしに仕様の一部、部品の形状変更をすることがあります。
ソケット(オプション）

　30・32・35mm　

品質向上等の理由により、予告なしに仕様の一部、部品の形状変更をすることがあります。